野口悠紀雄  

276 アメリカがデフレに落ち込まないのはなぜか?|野口悠紀雄の「経済大転換論」|ダイヤモンド・オンライン    


336 戦略的な公的補助で、製造業の介護サービスへの参入を促進せよ!|野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む|ダイヤモンド・オンライン    


397 ◎金融緩和してもデフレは克服できない ──今こそ必要なデフレの経済学(1)|野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む|ダイヤモンド・オンライン    


787 古い産業を保護して成長はありえない ??成長戦略を評価する視点|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
安倍内閣の経済政策が本当に内容のあるものか、それとも見かけ倒しのこけおどしのものかという判断は、成長戦略によってなされることになる。今回は、「成長戦略で何が必要か?どのように評価するか?」という問題を考えよう。    



1133 賃金下落のメカニズム:製造業の縮小が原因|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
安倍政権は「経済政策パッケージ」で、5兆円規模の補正予算案を編成することに加え、収益を賃金で従業員に還元する企業に税制で支援する「所得拡大促進税制」を拡充する案を表明した。その背景にある「賃金低下」の原因は何か。     



1211 日本経済を示すデータは成長ではなく停滞に向かっている|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
日本経済が順調な成長過程に入ったとの意見が多い。法人企業統計を中心としたデータを見ることによって、そうした見方が裏付けられるかどうかを検討する。そして「景況感が回復しているのは大企業に偏っている」などの諸点を指摘する。      



1396 貿易収支 円安にもかかわらず過去最高となった貿易赤字|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
貿易統計の9月分と2013年度上半期(4~9月)分が発表された。普通であれば、円安は貿易黒字を増大させるはずだ。しかし、実際にはまったく逆のことが起こっているのである。今回は、この背景を分析することとしたい。     



1514 消費者物価上昇率のプラス転換をどう評価するか?|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
消費者物価が上昇の兆しを見せたとして、「デフレ脱却」というメディアの論調があるが、間違いだ。物価上昇は輸入物価の上昇、特にリーマンショック以降のエネルギーコストの上昇による影響が大きい。このことは、国民生活に何ら好影響を与えない。(4/6)     



1715 賃金引き上げのために何が必要か|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
賃金の引き上げが重要な政策課題として論議されている。物価より賃金を上げることが重要だという当然のことが、やっと認識されるようになったことは歓迎している。しかし、そのための政府の方策は見当違いである。    



1834 利益は増えたが、雇用や生産は拡大せず|野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」|ダイヤモンド・オンライン
上場企業の2013年9月中間決算は大幅な利益増となった。しかしこれをもって、日本経済が回復しているとは言えない。 統計データを精査してみると、利益増は円安によるものであり、雇用も増えておらず、生産はリーマンショック前と比べて大きく落ち込んだままであることがわかる。     



2138 マネーストックは増えていない。データが裏付ける期待バブルの崩壊|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
金融緩和政策によって日本経済の状況が改善していると考えている人が多い。しかし、こうした見方は、データによって裏付けることはできない。消費税増税前の駆け込み需要と、従来型の公共事業拡大によって支えられているだけだ。    



2236 日米金利差で説明できなくなった円ドルレート 円安をもたらしたのは、ユーロ情勢の変化か、投機か?|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
為替レートや株価は、今年の春以降ほぼ膠着状態にあったが、11月中旬以降、円安が進み株価が上昇している。これは、新しいトレンドになるのだろうか? 以下では、為替レート変動の要因について考えることとしたい。   



2355 経済悪化を明確に示す法人企業統計??売上げが伸びず、利益、設備投資は前期比で減少|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
12月9日に発表された2013年7?9月期のGDP(国内総生産)速報(2次速報値)では、実質GDPの対前期比増加率が、大きく下方修正された。日本経済に「好循環」は生じていないことが、はっきりと示された。 



2475 円安による原材料費増は誰が負担しているか?|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
円安は輸入価格を上昇させるので、これがどう負担されるかは大きな問題である。転嫁がどの程度なされたか、負担はどの程度増えたか等に関する定量的な把握が必要だ。円安による負担の増加率を業種別に細かく分析し、最終的に消費者への負担度合いを導く。  



2569 日銀短観は、経済好循環を示していない??DIという指標が独り歩きする|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
日銀短観の全産業業況判断(DI)が改善し、景気が回復に向かっていると一般的には解釈されている。しかし、DI算出のメカニズムを見ていくと、そうはいえない面が多い。実質的には、景況感は為替レートの状態が大きく反映され、公共投資によって支えられているのである。  



2733 2014年の日本経済の動向はユーロ情勢が握る|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
2014年も、日本経済は為替レートの動向によって大きく左右されるだろう。為替レートの動向を握るのは、国際的な投資資金の動きである。以下では、この数年間にいかなる動きがあったかを分析し、今後の動向を探る。 



2810 2014年度はゼロまたはマイナス成長??消費税増税より大きい公共投資減の影響|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
資産価格と実体経済の遊離は、2013年に顕著に進んだ。2014年においても、資産価格と実体経済が乖離した動きを示すという点では変わらない。しかし、実体経済の停滞は、もはや無視しえないほどに拡大するだろう。すなわち、実質経済成長率はゼロあるいはマイナスになる可能性が高い。 



2902 マネーストックの高い伸び率は見かけだけ 住宅駆け込み需要が減ればさらに低下|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
日銀が2013年4月に導入した異次元金融緩和は、日銀が市中銀行が保有する国債を最大60兆円購入して信用創造を図ろうとした。しかし市中銀行の貸付増加は不動産部門でしか確認されていない。この不動産の増加は消費増税前の住宅ローンの駆け込み需要であり、異次元緩和の効果とは言えない。 



3003 過去最大となった貿易赤字??輸出数量が伸びないのは、現地通貨建て輸出価格を下げないから|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
1月27日に発表された貿易統計(速報)によると、2013年の貿易収支は11兆4745億円の赤字となり、比較できる1979年以降で最大となった。赤字額が大きいだけでなく、3年間継続していることも問題だ。日本の輸出立国モデル、貿易立国モデルは、崩壊したと考えざるをえない。 



3147 株価を高騰させた「期待」が崩壊??対前年同月比は、すでに12月から急落|野口悠紀雄 期待バブルが幻滅に変わるとき|ダイヤモンド・オンライン
世界各国の株価が暴落している。日本でも、株価の急落現象が起きている。日本は実体経済の本格的な回復ではなく「期待」によって株価が高騰してきたため、変化が急だ。その背景を分析する。 



3323 【新連載】ビットコインは社会革命である??どう評価するにせよ、まず正確に理解しよう|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
「ビットコイン」に対する関心が急速に高まっている。これは、インターネット上で使われている仮想通貨だ。日本のマスメディアは、これをどう評価するかにつ。 



3628 ビットコイン送金の基礎になる技術??公開鍵暗号とハッシュによる電子署名|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインの概念を説明するのに、比喩が用いられる場合が多い。しかし、それではかえって混乱する。原理自体は難しいものではないので、以下では比喩を用いず、数値例で説明する。ただし、実際に用いられている数字よりは遥かに小さな数字を用いることとする。 



4105 電子コインは電子マネーとまったく違う。よくも悪しくも社会の基本を揺るがす|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインは、電子的な技術を用いた支払い手段という点で、電子マネーと似ている。しかし、これらを維持運営する仕組みはまったく違い、社会に与えうる影響は、規模においても質においても、まったく異質のものになる。今回は、ビットコインと電子マネー    



4106 通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄
インターネット上で使われている仮想通貨である「ビットコイン」にに対する関心が、急速に高まっている。この連載では、「ビットコインが何をもたらすにしても、それは通貨史上の大きな革命であるばりでなく、まったく新しい形の社会を形成する可能性を示した」との認識に立ち、ビットコインの仕組みを解説し、それがもたらしうるものについて論じる。    



4150 大きな可能性を秘める「リップル」と「イーサリアム」??ビットコインに続くもの|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインの成功は、コンピューター・サイエンスに関わる人々に大きな刺激を与えた。インターネット上で機能する送金手段が続々と登場しているのである。昨年の11月頃にすでに80種類程度のものが存在すると言われていたが、現在ではすでに200近くのものが存在している。    



4271 急速に広がるビットコインの実生活での利用??しかし、日本はまったく取り残されている|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
しばらく前まで、ビットコインの利用は、ウェブ店舗での違法な薬物購入、キプロスや中国などからの資本逃避、そして投機などのイメージがあった。しかしこの状況は急速に変わり始めている。実際の生活やビジネスにも影響を与え始めたのだ。ただし、日本はその動きから完全に取り残されていると言わざるを得ない。   



4396 ケニアの通貨革命から学べること??途上国で急速に広がるモバイル・マネー|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ケニアでは、携帯電話を使った送金サービスが広く普及している。なかでも最大手の「エムペサ」は、ケニアの成人人口の3分の2以上にあたる1700万人が利用している。エムペサの普及から、ビットコインが学ぶべきことは多い。    



4572 仮想通貨最前線を探る??次々に提案される新しいアイディア|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインについてはさまざまな評価があり、その中には否定的なものもある。ただ、「ブロックチェーン」という仕組みの革新性と発展可能性は、多くの人が認める。そこで、これを拡張する試みが数多く行なわれている。「次世代ビットコイン」の構想を紹介する。   



4691 分散市場と自動化企業が作る未来社会??起業が容易になれば社会は進歩する|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインとその拡張技術によって、新しいビジネスモデルが続々と生まれている。なかでも「分散市場」と「自動化企業」がもたらすインパクトは大きい。既存のネット企業が自動化企業に駆逐される可能性も秘めて



4694 『変わった世界 変わらない世界』著:野口悠紀雄---日本経済はなぜ停滞から脱却できないか  | 読書人の雑誌『本』より | 現代ビジネス [講談社]
『変わった世界 変わらない世界』著:野口悠紀雄---日本経済はなぜ停滞から脱却できないか | 「アベノミクスの失速」ということが言われる。しかし、安倍晋三内閣の経済政策には、もともと、公共事業の増額以外には中身がなかった。多くの人は金融緩和が



4785 ブロックチェーンはサイバー空間での信頼関係を築く??「存在証明」や「アイデンティティ証明」が持つ重要な意味|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
ビットコインの基礎にあるブロックチェーンの技術は、信頼性確立のために重要な役割を果たしうる。個人の存在証明、アイデンティティの確立にこの技術を使うことができれば、



4913 ハイエクが描く自由な通貨体制??それがビットコインによって実現されつつある|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン
フリードリッヒ・フォン・ハイエクは、1976年に刊行された『貨幣の非国有化』において、貨幣発行の自由化を主張した。ビットコインをはじめとした仮想通貨は、ハイエクの考えを現実化するものとして注目されるが聽 



5273 【新連載】「100年安心年金」は非現実的な仮定で支えられている??2014年財政検証が抱える本当の問題点|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
日本社会は、世界でも稀に見る人口高齢化に直面しており、経済の深刻な長期的問題を抱えている。とりわけ深刻なのは社会保障で、現在の制度は早晩破綻することが避けられない。この連載では、人口高齢化と日本経済が長期的  



5378 現実的な見通しを置くと、年金財政は2039年頃に破綻する|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
今回の2014年財政検証における収支見通しは、09年財政検証に比べて好転している。しかし、その原因は、加入者について楽観的な見通しが追加されたことによるものだ。こうした楽観的見通しを排除すると、年金財政は破綻する。 



5496 マクロ経済スライドだけで年金の問題は解決できるか?|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
日本の公的年金には「マクロ経済スライド制度」が導入されている。これは、加入者が減少し受給者が増加することの影響を、年金額を減額することによって調整するものだ。では、これを完全に実行できれば、年金の問題はすべて解決できるのだろうか? 



5605 高すぎる運用利回りの想定は、年金財政破綻の可能性を隠ぺいする|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
年金財政には人口構造の変化が最も重大な影響を与える。若年層が減少することがはっきりする中、2014年の財政検証における年金の利回りは著しく高い。政府の見通しは甘すぎると言わざるを得ない。 



5719 現実的な仮定では、厚生年金積立金は2033年にゼロとなる??年金財政のシミュレーションモデル|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
前回「厚生年金の財政破たんまで40年間程度」と述べた。しかし、これは、赤字額が一定に留まる場合である。実際には、赤字額が年々拡大し、40年後より前に年金財政が破たんする可能性が高い。シミュレーション分析によって確かめる。 



5811 実質賃金の動向は、年金財政に大きな影響を与える——厚生年金財政収支のシミュレーション分析|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
今回は、運用利回り、実質賃金上昇率、物価上昇率などのさまざまなパラメータが、将来の厚生年金財政にどのように影響するかを、前回示したシミュレーションモデルを用いて検討することとしよう。 



5914 年金財政と所得代替率という相反する目標??両者のバランスを図るマクロ経済スライド率は?|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
今回は、年金財政の政策措置について分析する。保険料率や国庫負担率を所与とすれば、政策は給付にかかわるものだ。これには、マクロ経済スライドと年金支給開始年齢の引き上げがある。今回は、前者について分析する。 



6006 マクロ経済スライドか、支給開始年齢の引き上げか??年金財政破綻回避のために必要なこと|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
年金支給総額を削減する方法としては、前回述べたマクロ経済スライドのほかに、支給開始年齢の引き上げがある。今回は、この2つの方法の比較をすることとしよう。 



6089 介護にかかる費用はどの程度か|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
介護は、日本人のほとんどすべてが、一生の間に何らかの形でかかわらざるをえない深刻な問題である。今後高齢化がさらに進めば、その深刻さはさらに増す。日本はこの問題を乗り越えられるか。今回は、費用の面から検討する。 



6334 GDPの4%強の介護費用をどう負担するか?——介護保険の仕組みと問題点|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
前回は、労働力の観点から介護の問題をマクロ的に考えた。今回は、サービスの市場価値の観点から考える。介護サービスの総額は、GDPの4%強となり、これはかなり高い比率である。しかも、この比率は将来さらに高まることが確実である。 



6477 介護保険に欠けている視点——高額資産保有者への給付を制限すべきだ|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
現在の介護保険にはさまざまな問題がある。そのいくつかは、すでに指摘した。介護をめぐる客観情勢が今後ますます深刻になることを考えれば、制度の基本についての再検討が必要だ。とくに、高額資産保有者への介護保険の給付制限を検討すべきと考える。 



6598 リバースモーゲッジを介護に活用する|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
前回、介護保険の給付に関して資産制約を導入すべきだと述べた。具体的には、一定以上の資産を保有する者に対しては、自己負担率を高めることが考えられる。これを実行するために、相続税での調整と、リバースモーゲッジについて論じる。 



6726 今後の日本の成長産業は介護しかない しかし問題は労働力確保と財源面|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
介護産業が拡大する半面で製造業が縮小するため、日本の産業構造は大きく変わる。以下ではその姿を具体的に予測し、政策対応について論じよう。 



6849 深刻な積立金不足に悩む企業年金|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
本来、企業年金は私的な制度であるが、公的年金と並んで、老後の生活保障に重要な役割を果たしている。とくに、公的年金給付の一部を代行することが認められているため、制度的にも密接に関連している。以下では、現在の企業年金がいかなる問題を抱えるかを分析する。 



6974 人口高齢化で医療費はどれだけ増加するか|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
医療費について当面政治上の問題となっているのは、後期高齢者医療問題だ。しかし、言うまでもなく、これは医療費の問題の一部にすぎない。すでに巨額であるし、人口高齢化に伴って今後も増えることが予想される。 



7066 賃金が低く、人手不足 ますます深刻化する医療・介護の労働力問題|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
介護の労働力確保が深刻な問題であるが、医療は介護よりさらに多くの労働力を必要とするため、今後の需要増に応えられるかが大きな問題となる。医師以外の医療従事者の賃金は経済全体の平均に比べて高いとは言えず、人員確保は容易でない。その実態を分析する。 



7179 労働人口激減、医療介護従事者が激増する社会とは|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
日本経済の問題として総人口の減少がしばしば取り上げられるのだが、本当に問題となるのは、総人口ではない。また、総労働力でもない。「総労働力−医療介護必要労働力」が著しく減少することが問題なのだ。 



7291 移民を受け入れなければとてもやっていけない日本の現実|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
医療介護に必要な労働力は今後増える。他方で、労働供給は急激に減少する。これまで世界のどの国も経験したことがないようなこの事態に対して、日本はどう対処すればよいのか? 世界の常識から言えば、移民を増やすしかないが、日本は世界でも例外的に移民が少ない。 



7420 医療鎖国体制で被害を受けるのは日本国民|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
本連載ではこれまで、医療・介護分野で将来必要とされる労働力について述べてきた。今回は、国際的な観点からこの問題を考えよう。 



7548 高齢者医療費の激増は、低すぎる自己負担率が原因?|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
これまで医療や介護の問題を労働力の観点から見てきたが、以下では費用負担の点から見ることとしよう。ここで問題となるのは、高齢者医療費の比率が大きく、伸び率も高いことだ。この問題は、自己負担率と密接に関係している。 



7650 医療費の自己負担率を引き上げ、公費負担率を引き下げる必要がある|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
これまで見てきたように、医療費は巨額であるうえに、伸び率も高い。それは、医療費の負担に関する制度と関係があるのだろうか? もしあるなら、医療制度にいかなる改革が必要か? 



7882 デフレ脱却によって経済成長率はむしろ低下した 政府は「インフレ目標」を取り下げるべきだ|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
ここ数年の日本経済は、円安によって大きな影響を受けた。円安によって利益を受けた部門と、被害を受けた部門は、はっきりと分かれている。輸入物価の上昇によって消費者物価が上昇したため、家計の実質収入が減り、実質消費が減った



8107 アベノミクスの失敗を明確に示すGDP改定値 金融緩和政策を根本から見直し、円安を抑制せよ|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
GDPの実質民間企業設備(設備投資)の対前期比年率換算値は、第1次速報のマイナス0.2%より悪化して、マイナス0.4%となった。これは第2次安倍内閣の発足時に逆戻りした格好だ。このまま円安が進み、政府が目標に掲げる物価上昇率2閭 



8232 消費税10%では財政再建の道筋はまったく見えない 本来は消費税率を30%近くにする必要がある|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
選挙戦では、長期的な経済問題はほとんど議論されなかった。しかし、日本経済は中長期的に深刻な問題を抱えている。その1つが財政だ。選挙が終わったいまこそ、腰をすえて中長期的な課題に取り組む必要がある。 



8332 企業や家計にとって朗報の原油安を円安で打ち消す日銀の愚策|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
円安が進み、他方で原油価格が下落している。原油価格の低下は、国民生活や産業活動にとって望ましいことである。しかし、日銀はそうした効果を円安で打ち消そうとしている。これほど愚かしい行動は考えられない。 



8524 金利高騰で国債残高が雪ダルマ式に膨張し、日本経済が破綻へ向かう理由|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
財政に関する本当の問題は、基礎的財政収支の外で発生する。すなわち、国債の利払い費が増大し、それを国債増発で賄うことによって、財政赤字が雪だるま式に増大する可能性があるのだ。この巨額の残高増をいかにして吸収しうるのか、まったく想像もつか 



8607 ◎円安で輸出が増えて貿易赤字も減るという経済学の教科書通りにならない理由|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
経済学の教科書では、円安になれば輸出が増加し、輸入が減少し、貿易赤字が縮小するとされている。しかし、実際にはそうなっていない。基本的な原因は、為替レートの変化にもかかわらず、輸出輸入量が一定であることだ。なぜ輸出は増えないのだろ 



8706 資金の流れが大きく変わった 世界のマネーはどう動くか?|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
現在、世界的な投機資金の流れが大きく変化している。それが、原油価格、為替レート、株価などを揺さぶっている。また、異常とも言える金利の低下現象が世界的な規模で起きている。なぜこうした動きが生じたのか? 



8781 意味のない量的緩和で日本を追う欧州中銀 ユーロ安・円高が進む可能性が高い|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
1月22日、欧州中央銀行(ECB)が初の量的金融緩和を決定した。これによりユーロ圏の経済状況が好転すると期待されているが、果たしてそうした効果が生じるのだろうか? 



8930 ピケティの主張は欧米に対して検証したもので日本経済には当てはまらない|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
トマ・ピケティは、これまでは制度的な要因に影響を受けると考えられてきた所得格差拡大のメカニズムを、簡単なマクロ経済的関係で説明したことで大きな話題を呼んだ。しかし彼の所論は、日本の場合には当てはまらない。今回はそのことを示す。 



9029 日本経済の実態は、ピケティのモデルとは異なる|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
前回に引き続き、トマ・ピケティの所論を日本に適用して検証する。今回は法人企業統計のデータを基に分析した。結論として、日本経済はやはり彼が示した所得格差拡大のメカニズムが当てはまらず、むしろ標準的経済モデルの示す姿が近い。 



9131 「物価上昇率2%」目標失敗で成長率がプラスに転じたという皮肉|野口悠紀雄 緊急連載・アベノミクス最後の博打|ダイヤモンド・オンライン
2015年10~12月期の成長率は、3四半期ぶりにプラスに転じた。これは消費者物価が下落し、消費支出が回復したためである。つまり、「物価上昇率2%」の目標が、誤りであることを示している。 



9241 原油価格の下落は“投機の時代の終わり”を示す|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
いま世界経済は新しい時代に入りつつある。その象徴が、米国の金融緩和の終了と原油価格の下落であり、いずれも「投機の時代」の終了を示している。日本はこの新しい世界に適合できるだろうか? その条件は、金融緩和を終了させることだ。 



9542 物価が下落して、経済の好循環が始まる|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
消費者物価はここ2年ほどの間に円安で上昇し、昨年秋からの原油価格下落によって下がっている。これらの動きは、実質所得や実質消費にどのような影響を与えているか? 今後の実質所得はどうなるだろうか? 



9685 円安はこのまま安定均衡とはなりえない|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
昨年以降、アメリカの金融緩和終了によって、金融・為替市場は大きく変化した。では、円安は新しい安定的均衡なのか? そうは言えない。円安が進行する条件には、かなりの無理が含まれているからだ。 



9866 原油下落で2015年は実質賃金が3%超上昇する|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
2015年の実質賃金上昇率は、14年比で3.1ポイント上昇になると予想される。ただしこれは原油価格下落でインフレ率がマイナスとなるためで、15年の賃上げが格別大きいのではない。日銀が言うのとは逆のことが生じているのだ 



9883 <バブル崩壊25年>アベノミクスに迫る危機 教訓忘れた日本人 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 ◇当時の異常さを指摘した野口悠紀雄さん警告 アベノミクスと日銀の異次元緩和で円 



10005 目標の2年が経過した異次元金融緩和を総括する|野口悠紀雄 新しい経済秩序を求めて|ダイヤモンド・オンライン
日銀が異次元金融緩和政策を導入してから2年がたった。現時点でその総括は是非とも必要だ。結論を言えば、円安をもたらして株価を上昇させたが、実体経済には影響を与えることができなかったということである。 





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